第24回写真コンテスト 第33回微粒化シンポジウム 2024年 特選

加藤 英人氏(弘前大) 三上 京介氏(弘前大) 宮川 泰明先生(弘前大)
三木 舜太氏(アネスト岩田) 城田 農先生(弘前大)
「空気をまとう銃 〜循環と直進の妙技〜」
エアスプレーガンでは、カップ外周のスリットから供給される高速気流が、カップ内部に剥離泡を形成する。中央から供給された塗料は、気流の循環流によってカップ表面を濡れ流れ、先端から放出される。そして、剥離泡の表面の高剪断流れに乗って伸長し、液糸へと分裂する。このような微粒化メカニズムが、高速度撮影と気流シミュレーションの融合により、この写真では可視化されている。塗料をターゲットに正確に吹き付けるための直進性と、剥離流を活かした微粒化技術の調和が、エアスプレーガンの美しい仕上がりと塗着効率の高さを実現している。