日本液体微粒化学会とは

学会概要

本会は液体の微粒化に関する研究の進歩と工業の発展に寄与し、研究者・技術者相互の連携と産学および官の緊密な協力関係を育成するとともに、この分野の科学技術の振興を計る目的から、国際液体微粒化学会のアジア地区の拠点としてILASS-Japan (Institute for Liquid Atomization and Spray Systems -Japan)を1989年に発足しました。その後、1991年8月の総会において、新たに『日本液体微粒化学会』を組織し、社会的に認知された学会として活動を続けております。

学会発足以来、各学協会協賛のもとで「微粒化シンポジウム」を企画運営し、微粒化分野の最も重要な講演会として多くの研究者や技術者により最新の研究報告がなされてきました。また、微粒化に関する講習会「微粒化フォーラム」を本会独自で毎年実施し、企業を中心とした若手の技術者育成に努力しております。さらに、国際的には1978年に東京で第1回国際液体微粒化会議(ICLASS’78)を開催し、以後3年おきに世界各地で開かれる同会議の指導的役割を果たしております。この国際会議では、優秀な論文に対し、論文賞として棚沢賞が与えられます。